自分の記憶の中の感覚
現役時代のある時期にスペイン人のダニーにレッスンを受けました。 ピラティスの先生なのですが、レッスンの初めに必ず壁に張り付いて左右の肩の高さと頭の垂直を、鏡を見ながら修正します。そして触覚を頼りに筋肉の動きもチェックします。その後バランスボールなどを使ってトレーニングす...
自分の感覚はあてにならない?
一般的に感覚とは五感、すなわち視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚ですべて外との繋がりを感じるものですが、重要なものは六番目の感覚、自分の内側に向けられたものだと思います。 よく「彼等はセンスがいい」とラルフも口にしますが、ダンスを見て五感のどれかがいいなんて褒めませんよね。こ...
Study(勉強する)と Learn(学ぶ)って?
ダンスのレッスンに求める事はなんでしょう?ダンスは自己表現の為のものですよね よくレッスン中に「後で練習しておきます」という生徒がいます。 練習の過程を見せたがらない生徒もいます。 レッスンの内容が知識を伝えるだけならそれでもいいのです。 ...
教わり方ではなく学び方
最近ラルフとStudyとLearnの違いについてよく話します。 辞書を引くと両方の単語ともほぼ同じ意味だと思いますがlearnは学ぶ、の他に習う、習得するという意味合いが強く感じられ、studyは勉強するという意味だと感じました。 ...
ダンスの「レッスンを受けるということ」
なぜ初めにそこか?と言うと、引退してからのレッスンはもっぱら「どのように競技選手を育てていくか」というものになっていきました。その中でラルフの持つジレンマがこれです。 ・・・教わり方ではなく学び方・・・ ココが重要です。 ...
私の頭の中にあるもの
今まで自己紹介を兼ねて~歩み~を書いてきましたがいよいよ本題に入ろうと思います。 私の先生はラルフ・レピーネ氏です。愛に溢れ、ダンスの大切さは内面にあると思わせてくれる偉大な先生です。動作のメカニズムの理解と技術に裏付けされた音楽性は世界一だと思います。そんなラルフに初...
第5章-2010年 引退そして今へ ~変わったこと、変わらなかったこと~
引退後の生活はフロアーで踊る側から審査する側もしくは裏方に移行しました。 ただ普段の生活はあまり変わりがありません、ダンサーである為には練習そして、研究が不可欠です。体も脳の中身も進化する為の努力は競技には関係が無かったようです。 ...
第5章-2009年 引退そして今へ ~変わったこと、変わらなかったこと~
産後の体から踊る体に戻るため四苦八苦していた美佐子も努力の甲斐があり5種目のデモが出来るようになりました。 1年前、出産後初めてのレッスンであっと言う間に貧血で踊れなくなったのが遠い昔のようです。 未だおっぱいから離れない息子に授乳しながら以前のようなスタミナに戻った...
第5章-2008年 引退そして今へ ~変わったこと、変わらなかったこと~
子供の成長は人体の不思議展さながら、ナチュラルな関節の連動にほれぼれ。 歩くころにはバランスのとり方や立ったときの重心の位置など力で調節しない赤ちゃんの本能が私に素晴らしいヒントを与えてくれました。 癖がついてしまった大人達が苦しむ一つとしてダンスの立ち方がありますが...
第5章-2007年 引退そして今へ ~変わったこと、変わらなかったこと~
いつもと変わらない年明けと共にドイツへ、ただ今回はラルフの教室に行く前に行きたい所があった。 ラテンのレッスンでは何度もお邪魔した事のあるオリバーの教室へモダンのレッスンに行くことにしたのである。 マッシモやファビオそして大好きなピノを育てた名コーチャーであるオリバー...