子供達の見本になる大人でいる為に
子供の成長は早いもので、教室に通っている子供達も来るたびに背が伸びている様に感じます。先週の土曜日、子供達の為のハロウィーンパーティーをやりました。藤沢教室の子供たちとはクリスマス以来の再会でしたが、成長の早さに驚くばかりです。
そして龍も3歳になりました。 赤ちゃんから幼児、そして子供になっていく過程は自分をみつめ直す日々になりました。行動、言動の全てを鏡に映したような龍を見ることは、自分自身の社会常識を見直す良い機会になっています。子供たちの見本となる大人でいる事に難しさはありませんが、少しばかりゆとりが必要なように感じています。今思う事は、教える事よりも手本を示す事の重要性です。どの程度関与して、どの程度見守っていくかは永遠の課題になりそうです。
ダンスに於いても、教わった事はすぐ忘れるけど経験で発見したことは永遠に自分の物になるはずです。教わる事は簡単だけれども、経験する事そして発見できる環境にいることが成長の手助けになると信じています。
子供達もダンサー達も探究心のある大人に成長してほしいと思う今日この頃です。
幸せな日曜日
2010年10月17日開催の後期B級ラテン競技会を見に行ってきました。
この競技会はヤハタダンススクールのスタッフ2組が出場したので今回は彼らをじっくり見る事にしました。普段1カップルを曲の初めから終わりまで見続ける事は無いのですが、この日は1コーチャーとして彼らの成長と課題を見ようと思っていました。
コーチャーとしての幸せの瞬間は本番の競技会で期待を裏切らないパフォーマンスを見せてくれた時に訪れます。全ての現役選手は発展途上のその瞬間にいると思います。完璧を期待しているわけではないのでその日に出来た事も、出来なかった事も、良い結果も、そうでなかった結果も含めて、明日に進む糧を得ることができれば良い競技会だったと言えるのではないでしょうか。
今回は2組とも成長の足跡を見せてくれました、昔小学生から教えていた女の子にも 10数年ぶりに再会し、私にとってとても心地よい日曜日になりました。
理想の競技会
ところで、私にとっての理想の競技会って何だろう?と考えてみました。
それは審査員として、またコーチャーとして成長できる競技会だと思います。
あまり曲が短く、ピックアップの組数が多いと殆どが直感で決めてしまいます。決断力のトレーニングには成るかもしれませんが、どういうダンスが良く見えるのか、もしくは良く見えるダンスの何処が良いのかを観察する時間が少ないとせっかくの機会が台無しです。
一つにカップル当たりの見る時間が多く取れる事、そして見比べられる時間にも余裕がある事。これは非常に重要でこれらが叶えられると、審査後のレッスンに新しいアイデアが生まれます。具体的には1ヒート当たりのピックアップが5~6組で1曲の時間が2分そして最低でも予選数が3回あれば決勝までにかなりの情報が集められそうです。
今回のジャパンオープンは予選の間は5~6組のピックアップ、準決勝から8組のピックアップでしたが、英国のジャッジが曲を長くかけるよう要求したので、余裕が有りました。それに海外のトップ選手と日本の選手の比較も出来たので非常に理想の競技会に近い大会だったよ
審査員の特権
さて、問題の海外選手達ですが、さすがと言うべきか優勝のスクフカ組は太刀打ちできる次元では無く、逆に楽しませて貰っちゃった感じでした。心地よい音楽性に何処で踊っていても眼に入ってくる存在感、振り付けはまさに今踊っている曲で振り付けたの?と思わせるような音楽との調和を見て、ずっと見ていたい、そう思いました。こんなに近くで見る事が出来るのはまさしく審査員の特権で本当に素晴らしいダンスを有難う。
と言う事は順当に行けばファイナル候補の残りの4組の選手にいかに対抗するか?なんですが、イタリアとポーランドの選手は上質なムーブメントとストロングなシェイプ、テクニックに裏打ちされた美しいフットワークでこちらも存在感抜群でお手上げ状態でした。
残るはタイと香港の選手、こちらは上質なムーブメントは鳴りを潜め、エネルギッシュだけども雑で、テクニック的にも対抗できるレベルだったので充分射程内。結果5組を日本代表として決勝に推薦しました。
残念ながら、決勝に勝ち進んだ日本の選手は3組。順位でもタイの選手以外の後塵を拝する結果に。ただ今回思った事は、アウェーの