夏! 扇風機生活のススメ
梅雨が明け、夏本番に突入ですが何故か蝉の鳴き声が聞こえてきません。
我家の前に、竜馬伝に登場するおりょうが働いていた、田中屋さんがあります。数が減少しているとされる雀の鳴き声や、三味線の音色が、風情を醸し出しているのですが、今年は何故か蝉が居ないようです。風鈴の音色や蝉の声は夏の風物詩なのに(涙)。寂しさと、ちょっと怖い気持ちが入り混じっている、そんな気分に成りました。自然への畏怖や尊敬の念で踊られていたであろうダンス。自然が失われていく中で、どのように変化していくのだろう?熱中症は心配だけど、すぐ冷房に頼る生活は生き物としての進化を後退させているように感じてしまいます。本能的な能力や感性は快適な生活では手に入らないと考えているのはもう古い考えなのかな。
社交ダンスはダンスの中でも文明的色合いの濃い部類だと思います。それでも心の豊かさは自然と無関係では無いと思っています。フィーリングの豊かなダンサーに魅力を感じる、そんなジャッジでいたいと思ってる今年の夏です。
保守か?革新か?
毎日、湿気にまみれ、本当は日本ではなくて熱帯地方のどこか別の国なのではないかと錯覚してしましそうです。
最近、世界的に毎年異常気象と言われています。4年近く行っていませんが、この季節のヨーロッパは本当に過ごしやすい所だったと思います。ロンドンの広大な芝生の公園も好きでしたが、日本でも良い場所を見つけていこうと思います。
ちなみに横浜にも芝生が沢山ある良い公園がいっぱいあります。自然の中で5感が育てられる感覚が好きで、ふらっと出かける事が多いです。
環境保護に取り組んでいますが、変化した環境にも興味があるのは私だけでしょうか?
ダンスに於いても、守るべきものを尊重していますが、進化の先に何が有るのか?
興味は尽きません。
ムーブメントとタイミングの関係
JPCL・TNKS選手会合同のレクチャーに行って行きました。ムーブメントとタイミングのレクチャーをしたのですが、意図が伝わったのかどうか不安のまま帰宅の途につきました。
ダンスを踊っている時にタイミングを取るのは得意ですが、45分間で完結しなければならないレクチャーのタイミングを取り損ね、時間が足りなくなってしまいました。話す事は踊る事よりもずっと難しいですね、「残念・・・」
ところで私達は、正しい時間を把握する為に時計を利用します。そして機械式時計にはムーブメントが入っています。ムーブメントとは正確な時間を計る為の規則正しい動作という側面も持っています。ダンスにおけるタイミングとは、そのステップが持っている時間のことで、その時間を正確に測る為にボディームーブメントが存在していると思っています。ボディームーブメントの重要性は皆さんも充分承知していると思いますが、ボディーアクションは魅せる為の動き、ボディームーブメントはタイミングを取る為の動きとして、区別してみては如何でしょうか?
音楽性って国民性?
まだラルフが現役の頃、彼のダンスを観ていた私達はあまりのボディーリズムに音楽性は生まれつきなものなのかを聞いた事が有ります。
彼は「アフリカの原住民は生まれつき持っているかも知れないけれど、ヨーロッパ人は持っていない」と言っていました。音楽性を高めるのには、メカニズムの理解とテクニックの理解が必要であるとのことです。
ドイツではどうやってダンス発祥地であるイギリスを超えるかを真剣に考えている印象を受けました、日本人は沢山知識を持っているのに、何故未だにイギリスに教えを請いに行くのか不思議がられた事も有ります。ヨーロッパではモダンバレエの人気は非常に高いですが、日本では古典のバレエが人気のようです。新しいものを発信し、なおかつ受け入れていく土壌がこれからの日本には必要な気がします。自分を信じて、人と違う事をやり続ける勇気を持った選手って、魅力的ではないですか?そんな彼らの為に自分の知識と経験が生かされる事を切に願う今日この頃です。