理想の競技会
ところで、私にとっての理想の競技会って何だろう?と考えてみました。 それは審査員として、またコーチャーとして成長できる競技会だと思います。 あまり曲が短く、ピックアップの組数が多いと殆どが直感で決めてしまいます。決断力のトレーニングには成るかもしれませんが、どういうダンスが良く見えるのか、もしくは良く見えるダンスの何処が良いのかを観察する時間が少ないとせっかくの機会が台無しです。 一つにカップル当たりの見る時間が多く取れる事、そして見比べられる時間にも余裕がある事。これは非常に重要でこれらが叶えられると、審査後のレッスンに新しいアイデアが生まれます。具体的には1ヒート当たりのピックアップが5~6組で1曲の時間が2分そして最低でも予選数が3回あれば決勝までにかなりの情報が集められそうです。 今回のジャパンオープンは予選の間は5~6組のピックアップ、準決勝から8組のピックアップでしたが、英国のジャッジが曲を長くかけるよう要求したので、余裕が有りました。それに海外のトップ選手と日本の選手の比較も出来たので非常に理想の競技会に近い大会だったように思います。引退して4年、まだまだ審査員として勉強が必要ですが、経験を積みながら育っていきたいと思った競技会でした。