ダンサー 美佐子の作り方
昨日、21回目の結婚記念日を迎えました。人生の半分以上を一緒に過ごしている事になります。 何に惚れたかと言うと、社会的モラルと人間的な優しさ。感情の起伏も正直ゆえのものでダンサーとしても人間としても尊敬できる存在です。そんな美佐子ですが、ドイツでの生活は常に涙。泣かない事は無いぐらいで、泣き場所を求めてトイレに籠る事もしばしば。そんな事にはお構いなしのラルフは「泣く暇が有ったら練習しろ」とトイレの電気を消し、泣きながら暗闇から現れる美佐子に一言「プラクティス」。
私が美佐子に優しくなったのはたぶんラルフのお陰ではないでしょうか?
やって出来ない事は無いと本気で思っているラルフと、やらなければ始まらないと思っている美佐子は名コンビで、それを見守ってきた私は努力に勝る才能なしを目の当たりに見て来たのでした。