「回想編 ~初留学~」
今回から少しづつ過去を振りかえりながら、ダンスについて整理していければと思っています。 まずは初めての留学、湾岸戦争真っ只中の1991年2月。最安のエアーチケットを手に乗りこんだアエロフロート機は真っ白なモスクワ空港を経由して、夕暮れのフランクフルト空港に到着した。1泊の後、DB(ドイツ鉄道)にてボン中央駅までおよそ2時間。まだエアメールの時代、会った事のないラルフに手紙を出し、辿り着いたボンの町は標識も読めない未知の土地でした。Tanz schule lepehne (ダンススクール・レピーネ)が読めず、教室の前の道を行ったり来たり・・・。教室の中は手前にパブのようなドリンクバー、そして奥にダンスフロアーがあるもので、およそ日本の教室からは想像も出来ないものでした。